奥出雲多根自然博物館

島根県は出雲の山奥にある小さな自然史博物館ですが、日本で唯一かもしれない宿泊でできるミュージアムです。 アロサウルスやエウオプロケファルスの全身骨格がお出迎えしてくれます。

奥出雲多根自然博物館

島根県は出雲の山奥にある小さな自然史博物館ですが、日本で唯一かもしれない宿泊でできるミュージアムです。 アロサウルスやエウオプロケファルスの全身骨格がお出迎えしてくれます。

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    たたら製鉄を生んだジオとは?  [奥出雲のジオ 入門編 3]

     さて、梅雨時期になると、局地的な大雨で土砂災害が起こりやすくなります。中国地方では数年に一度の割合で大規模な土砂災害が起こっていますが、地盤の地質が【風化花こう岩】からなる場所で起こることがよくあります。花こう岩は地下深い場所でマグマがゆっくりと冷えて固まってできる深成岩の一種で、風化していない場所では堅牢で非常に強い岩盤を作ります。場所によっては、長い時間をかけて岩盤の割れ目からしみこんだ地下水により、花こう岩を作る鉱物同士をくっつけている部分が粘土化して鉱物がバラバラに

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      • 奥出雲で最も古い岩石とは?[奥出雲のジオ 入門編 2]

         博物館で化石が展示してあるのを見た利用者さんからの質問で最も多いのは「このあたりから化石が出たんですか?」というもの。そうなんですよね。自然博物館でたくさん化石が展示されていたらそう思われるのも不思議ではないよね。でも、残念ながら奥出雲町ではほとんど化石は出なくて、某メガネ会社(お城の建物)の創業者がこの博物館のある集落佐白(さじろ)の出身で、そのあたりから・・・・というお話になります。  一般的には「化石=恐竜」と思われがちなのですが、残念ながら奥出雲町で見つかる化石は、

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        • 奥出雲を作る岩石 [奥出雲のジオ 入門編 1 ]

           奥出雲町は古くから風化した花崗岩類(花崗閃緑岩や閃緑岩、トーナル岩などからなる)より産出する砂鉄を用いた「たたら製鉄」が行われてきました。この花崗岩は約6000万年前に地下深部で活動していたマグマがゆっくりと冷えて固まったもので、出雲南部を中心に東は鳥取県西部から西は三瓶山の西部まで広がる巨大な岩体を作っています。といってもすべてが同じタイミングで地下から上昇してきたものでは無く、何度かに分かれて比較的短期間に上昇してきたもののようです。  奥出雲の90%以上にはこの花崗

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          • 八代川のオオサンショウウオ

             10月6日にオオサンショウウオの後援会と観察会が開催されました。  オオサンショウウオは国の特別天然記念物で、世界で最も大きい両生類でもあり、日本固有種です。西日本の河川に生息しているものの、河川改修や堰堤などの設置などでその生息域はどんどん狭められていっています。またその生態も謎になっている部分も多く、調査研究が進められています。  奥出雲多根自然博物館のある布勢地区には一級河川斐伊川の支流である八代川という川が流れていますが、ここに多くのオオサンショウウオが生息して

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            • エントランスホールにて

               こんにちは。奥出雲多根自然博物館入り口で皆さんのお越しをお待ちしていますアロサウルスです。  特にニックネームはついていません。時々目が光ります  ずっと昔からこの姿勢でゴジラみたいに歩かないといけないので、腰が痛くなりました。早く現代のイケてるスタイルにしてほしいのですが、上司がなかなかうんと言ってくれません。まだしばらくはこの姿勢で、お客さんをお偉そうに見下ろすことになりますね。申し訳ない。  アロサウルスといえばジュラ紀。ジュラ紀といえばステゴサウルス。われわれ

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              • アイアンボーンダイノソー 鉄骨の恐竜たち 期間延長

                 奥出雲と言えば古より続くたたら製鉄が盛んであった町として知られています。  ということで、現在、博物館では引き続き鉄製の恐竜骨格の展示を引き続き行っております。  制作は岡山県倉敷市にあるアイゼンファシル社。実物大のプロトケラトプスを始め、小さなトリケラトプスやアロサウルス、モササウルス、スピノサウルスを展示しています。  特に岡山理科大学の監修を受けたプロトケラトプスは特に精巧に作られており、フリルのようなエリの絶妙な曲線の作り込みには思わず唸ってしまいます。  

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                • note開始、はじめましてのごあいさつ

                  奥出雲多根自然博物館は1987年(昭和62年)に生まれた自然史博物館です。主に化石や鉱物の展示で、生命の進化や地球の歴史、人の出会いの不思議さを感じ取っていただくミュージアムとなっています。  当初はメガネの三城と旧仁多町(現在の奥出雲町)の出資による第3セクターとしての出発でしたが、1990年(平成2年)に登録博物館となり、財団法人奥出雲多根自然博物館としてリニューアルしました。その後2011年に公益財団法人として登録と同時に一部リニューアルを行い、現在では宿泊できるミュ

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