奥出雲多根自然博物館

島根県は出雲の山奥にある小さな自然史博物館ですが、日本で唯一かもしれない宿泊でできるミュージアムです。 アロサウルスやエウオプロケファルスの全身骨格がお出迎えしてくれます。

奥出雲多根自然博物館

島根県は出雲の山奥にある小さな自然史博物館ですが、日本で唯一かもしれない宿泊でできるミュージアムです。 アロサウルスやエウオプロケファルスの全身骨格がお出迎えしてくれます。

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    奥出雲多根自然博物館の学芸員がお届けするジオマガジン的な何か。あまり知られていない、神話よりはるか昔の、奥出雲の大地の物語に関する記事を掲載していきます。

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奥出雲を作る岩石 [奥出雲のジオ 入門編 1 ]

奥出雲を作る岩石 [奥出雲のジオ 入門編 1 ]

 奥出雲町は古くから風化した花崗岩類(花崗閃緑岩や閃緑岩、トーナル岩などからなる)より産出する砂鉄を用いた「たたら製鉄」が行われてきました。この花崗岩は約6000万年前に地下深部で活動していたマグマがゆっくりと冷えて固まったもので、出雲南部を中心に東は鳥取県西部から西は三瓶山の西部まで広がる巨大な岩体を作っています。といってもすべてが同じタイミングで地下から上昇してきたものでは無く、何度かに分かれて比較的短期間に上昇してきたもののようです。  奥出雲の90%以上にはこの花崗